令和2年度宅建試験の12月受験の講評その2

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宅建士試験対策

令和2年度 宅建試験の12月受験の講評その2

宅建試験は令和2年に初めて2回行われたけど結果はどうなるのかしら。

結局は例年通りの結果になるんじゃないかな?

こんにちは、編集長Sです。

今回は、令和2年宅建試験12月実施分の受験状況の速報が出ていたので分析して、行こうと思います。

分析してみた結果としては、受験率は予想通りかなり低いものでした。

合格者はどうなるのかというと、試験によって差が出ないようにするとの発表があったので、おそらく合格率は同じということで、難易度の差が出ないという結論で落ち着くと思います。

とはいえ、あまりにも合格点が低くなりそうならば10月の合格率である17.6%に達しなくても30点(60%得点)のラインで合格点とする考えられます。

最低合格点は30点(60%得点)を下回ることは無いでしょう。

ということで、30点以上得点出来ていて17.6%以内に入っていることが合格の基準となると分析します。

それでは分析していきましょう。

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受験状況について

一般社団法人不動産適正取引推進機構の発表によると次のようになっています。

 

申込者 受験者 受験率 合計申込者 合計受験者 合計受験率
 岩 手 326 198 60.7% 1,360 1,095 80.5%
埼玉 5,804 3,650 62.9% 17,464 13,525 77.4%
千葉 7,294 4,862 66.7% 14,722 11,333 77.0%
東京 21,194 13,284 62.7% 55,584 41,932 75.4%
神奈川 2,139 1,092 51.1% 23,789 18,953 79.7%
石川 447 283 63.3% 1,687 1,347 79.8%
岐阜 386 223 57.8% 2,519 2,008 79.7%
京都 3,258 2,232 68.5% 5,375 4,117 76.6%
大阪 10,948 7,404 67.6% 22,842 17,757 77.7%
奈良 913 590 64.6% 2,497 1,923 77.0%
福岡 2,412 1,432 59.4% 12,156 9,626 79.2%
合計(全国 55,121 35,250 64.0% 259,284 204,239 78.8%

一般社団法人不動産適正取引推進機構HPより抜粋

このようになっています。

宅建試験12月試験の分析

全体として、去年よりも出願者減り、受験者も減っています。

何よりも12月受験者の受験率が予想していた通り低くなっています。

12月の受験のほうが20%~25%も受験率が低くなっています。

受験率が低くなることは、以前の記事で予想していたのですが、現実の数字を見ると受験率が低いとの印象です。

受験者が35,250人なので、10月の合格率から推定すると、6204人の前後が合格者となる計算になります(10月の合格率が17・6%で計算)。

10月と12月合わせる全体の合格者は、35,932人前後となると予想されます。

去年の合格者数よりも全体としては2,000人程度少なくなる計算になります。

問題は、12月受験のほうが有利なのかということになると思います。

 

令和2年 令和1年 平成30年
10月 35,932(合計合格者予想)

17,571

37,481(全体合格者)

23,928

33,360(全体合格者)

21,373

12月(予想合格人数) 6,204(合格率17.6%として計算)
合格者数 23,775 23,928 21,373

これは、令和1年と平成30年の12月に試験を実施した地区の合格者の合計を比べてものです。

数値としては、受験者の実力の変動なども考えると誤差の範囲内に入るのではないかと思います。

これは、あくまでも10月の試験と合格率が同じ場合の結論です。

今回の宅建試験では上から17.6%のラインで合格点を決めると思います。

では、どのラインが合格ラインになるのかが知りたいところです。

受験者が35,250人と少ないので、ハッキリとした合格点を予想することは難しいと思います。

ですが、前の記事にも書きましたが、合格点が60%を下回ることは無いといえます。

どんな試験でも、60%が合格する最低点とみなされているからです。

そのことから、12月の宅建試験の場合は、30点を超えていれば合格の可能性はゼロではないといえます。

後は、合格点がどこまで下がってくるのかということになると思います。

このことは何を言っているかというと

仮に30点を超えている人数が受験者の15%だったとすると、合格点は30点となるということです。

受験者の点数分布に大きく依存することになると思います。

予備校に採点に出している層は、総じて点数に自信がある層なので、予備校の合格点は高く出てくると思います。

予備校の予想点よりも、今回は、上位17.6%をいないに入っているかということと30点以上取れているかが重要な目安になると考えられます。

まとめ

2回の分けて行われた令和2年の宅建試験ですが、予想通り12月試験の受験率は低いものとなりました。

後は、合格者率が17.6%となるのかそれ以下となるかについては、受験者のレベル次第というところだと思います。

仮に合格率が低くなれば、合格点は30点となると予想しています。

合格発表は令和3年2月17日です。

合格発表までに、今年受けた問題を復習しておくことをおすすめします。

まだ試験の感覚が残っている間に自分ができなかった個所を潰しておくことで、スキルアップにつながります。

それでは、今回はこのへんで終わります。

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