令和2年度の宅建試験は10月と12月の2回!12月の方が有利なのか!?

令和2年の宅建試験は10月と12月と2回に分けて試験を実施しるみたいね。12月に試験を受けたほうが試験までの時間があるから有利になるの
ではないかしら?

確かに、試験まで時間があるので有利になりそうな気がするよね。
でも、全く同じ試験を受けるのではないのでどちらが有利とも言えないような気がするけど…
こんにちは、編集長Sです。
今回は令和2年の宅建試験が10月と12月とに分けて実施されるので12月が有利になるのかについて考えてみたいと思います。
私の感想では、12月の方が平均点が1~2点上がると予想しています。
どの様な結果になるか楽しみですね(受験者の皆さんは自分が受験した試験の方が簡単であって欲しいと思うのは当然です)。
私は、令和2年の宅建士試験の結果に差が出るのは次の3点にあると考えています。①『令和2年の宅建試験自体の難易度の差』②『令和2年の宅建試験の受験者のレベル差』③『令和2年の宅建試験の試験時期の差』
令和2年の宅建試験自体の難易度の差
それでは、令和2年の宅建試験自体の難易度の差についでです。
10月と12月の試験問題はもちろん同じ問題を使うわけではありません。
実際に、一般社団法人 不動産適正取引推進機構は、以下のように言っています。
Q5 10月の試験と12月の試験では、試験問題は異なるのですか? 試験問題が異なるとすれば、合格ラインはどうなるのですか?
A5 試験問題は異なります。10月の試験と12月の試験の合格ラインは、実質的に同レベルとなるように設定します。
一般社団 不動産適正取引推進機構 HPより引用
『試験問題は異なりますが、実質的に同レベルとなるように設定』するとのことです。
『実質的に同レベル』とはどういうことなのか?
今までの宅建試験は基本的には実質的に同レベルの問題が毎年出題されていたというのであれば、例年と同じような問題で特段に難しくすることは無いということでしょう。
受験生とすれば、10月でも12月でも関係なく過去問を中心に勉強していけばいいと思います。
令和2年の宅建試験受験者のレベル差
次に、『令和2年の宅建試験受験生のレベル差』について考えてみたいと思います。
受験生のレベルの差については、10月と12月である程度付くのではないかと思います。
というのも、10月になるのか12月になるのかは先着順で決まります。
Q2 10月18日の試験と12月27日の試験の受験申込者の振り分けは、どのように行うのですか?
A2 都道府県ごとに、基本的に、試験区分(一般受験者又は登録講習修了者)ごとの先着順になります。ただし、都道府県内で複数の試験会場を設定している場合は、受験申込者の住所と試験会場の所在地を勘案させていただくことがあります。
一般社団法人 不動産適正取引推進機構 HPより
先着順なので、10月になるか12月になるのか受験者には判らないようですが、本当にそうでしょうか?
一般的に受験者で意識が高い?というかやる気がある人は試験の申込と同時に申し込む方が多いのではないでしょうか?
また、申し込み日ギリギリになるのは、受けるか迷っている人や試験申し込み日程をあまり気にしない方に多いと思います。
このへんは私の独断と偏見かも知れませんが・・・
ただ、2回に分けで試験があるということは試験申し込み時に発表されているので、試験についてこまめに見ている方は自分で意識的に12月になるようにぎりぎりまで試験申し込みを待つといった方もいるかもしれません。
このように見てくると、10月の受験のほうが試験に力を入れている方が多く、12月受験のほうが力が抜けている方が多いと思います。
そうなると、10月の試験日のほうが12月の試験日よりも相対的に受験生のレベルは高いと予想します。
受験生のレベルが高いと平均点は高くなりますね。そうすると、合格点も当然高くなります。
そうすると、10月の試験の方が平均点が高くなりそうですね。
令和2年の宅建試験の試験時期の差
最後に、令和2年の宅建試験の試験時期の差がどのようにかかわってくるのでしょうか?
10月の試験の場合は、今まで通りの時期なので、特に例年と違いはないと思います。
違いがあるのは12月の試験の場合です。
12月試験は12月27日に試験です。
年末が近くなり早い会社では、既に正月休みに入っているかもしれません。
また、クリスマスや忘年会のシーズンですね。
もっとも、コロナの影響で忘年会ができないとかクリスマスが盛り上がらないといったことがあるかもしれませんが、大人数の集まりは無くてもある程度はやると思います。
そうすると、勉強時間の確保が難しくなるのではないでしょうか?
私は、12月受験の方が勉強時間の確保が相対的に難しいと考えます。
そうするとどうでしょう、今年は受験しなくてもいいかなといった考えも出てきてしまいますね。
私の予想では、12月の試験は欠席率が高くなるのではないかと予想しています。
そうすると、わざわざ試験を受けに来るかたは勉強もしっかりとやって受かれた気持ちをしっかりと押さえて勉強してきた人達です。
結論として、12月に試験があるほうが欠席率が高くなる関係で、平均点は高くなると考えます。
まとめ
それでは今回の結論としては、10月受験は試験問題は例年どうりの難易度で、平均点も例年どうり、受験者の欠席率も例年どうりということになると予想します。
そして、12月受験のほうは、試験問題は例年どうりで、欠席率が高くなる関係で平均点は高くなると予想します。
結果として、合格点は総合的に判断されるので、12月の試験のほうはいろいろ調整を受けると予想しています。
もちろん調整は試験にはつきものなので、不公平とは言えないでしょう。
肝心なのは、しっかりと勉強して臨めばよい結果がついてくるということです。
10月に受験する方は後1か月程度、12月に受験する方は3か月もあるので、まだまだ気が抜けません。
油断せずに行きましょう!
今日はこのへんで終わります。

