宅建試験2020年 10月18日試験の合格発表の分析速報
こんにちは、編集長Sです。
先ほど2020年12月2日9時30分に2020年の宅建試験の合格発表がありました。
今回2020年の合格点は38点です。
私は試験後の記事で35点が合格点と予想していたので、大きく外してしまいました。
期待を持たせて大変申し訳ありませんでした。
この合格点について、今回は分析していきたいと思います。
合格者の属性等の分析
まずは、申込者、受験者、合格者を図にしてみましょう。
男(全体) | 男(登録講習修了者) | 女(全体) | 女(登録講習修了者) | |
申込者数 | 139,723人 | 33,500人 | 64,440人 | 17,557人 |
受験者数 | 114,731人 | 29,657人 | 54,258人 | 15,835人 |
受験率 | 82.1% | 88.5% | 84.2% | 90.2% |
合格者数 | 19,170人 | 5,307人 | 10,558人 | 3,595人 |
合格率 | 16.7% | 17.9% | 19.5% | 22.7% |
全体の合格者数は29,728人で合格率は、17.6%です。
何とも、女性の合格率が平均以上ですね。
それだけ、コツコツ勉強している方が多いということでしょうか。
登録講習を受けていない男性はもっと勉強しないとライバルに負けているという結果となっています。
別に発表されている地域ごとの合格率でみると、一都三県(東京、埼玉、千葉、神奈川)の合格率が神奈川を除いて20%を超えているのも特徴的です。
また、一番高い合格率を出しているが京都で24.7%となっています。
合格率が低い地域となってしまったのが九州・沖縄です。
合格率11%台が2県ほどありといった結果です。
合格点はどのように決まるのかの分析
今年の合格点は38点で合格率は17.6%です。
他の年で17%台の合格率の年と合格点をピックアップしてみました。
年 | 合格点 | 合格率 |
平成21年 | 33点 | 17.9% |
平成26年 | 32点 | 17.5% |
令和1年 | 35点 | 17.0% |
令和2年 | 38点 | 17.65 |
ちなみに、今までの最高合格点だった37点の年は平成30年で合格率は15.6%でした。
平成30年の合格率を見ると36点でも良かったのかと思えますが、もしかしたら36点にすると17%を超えてしまう状況だったのかもしれません。
ここから分析できるのは、合格率は最大で17%台ということです。
今年の合格点である38点よりも下に合格点を設定すると17%台を大きく超えてしまい、また合格点を上げ39点にすると合格点が高くなりすぎるということを考慮した点となっているように思えます。
ちなみに最小の合格率は15%台です
このことから、合格率によって合格点を決めているということがうかがえます。
まとめ
2020年宅建試験の合格点は38点でした。
また、合格率は17.6%
このラインが、というか平均点が高い場合(皆がしっかりと勉強してきた場合や問題が易しかった場合等)は、上位17%以内に入っていないと合格は難しいといえると思います。
これから、合格を目指す場合は、目標点数だけでなく周りの受験者の中で上位17%以内に入ることを目標にする必要があるといえます。
さらには、女性の方がしっかりと勉強しているとの結果が如実にでていますね。
合格率が平均よりも1.9~5.1%高くなっています。
まずは速報ということで今回はこのへんで終わります。