2020年宅建試験に向けて、2019年宅建試験結果の分析-来年の合格点予想も!
2019年の宅建試験の合格発表も終わって一息ついた感じね。
僕は2020年の宅建試験を受けようと思っているんだけど、今年の試験はどんな感じだったのかな?
こんにちは、編集長Sです。
今回は、2020年に向けて今年(2019年)の試験分析をしていきたいと思います。
分析結果から、来年の合格点は35点となるのではと考えています。
もちろん、試験の難易にもよるので必ずとは言い切れませんが。
その理由を分析しているので、ぜひ下記の記事をお読みください。
2019年の試験結果の概要
それでは、2019年の試験結果を見ていきましょう。
2019年の最終結果
年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点(一般) | 合格点(講習修了者) |
2019 |
220,797 |
37,481 | 17.0% | 35点 | 30点 |
前年(2018年)の合格率は15.6%でした。
今年の合格率は17.0%と増加しています。
それにもかかわらず、合格点が合格点は下がっています。
得点分布が細かくわからないので正確ではないともいますが、合格点は36点或いは37点でも良かったような様な気がします。
しかし、合格率が17.0%と少し上がっても合格点を35点にしたことは、合格点の高騰は試験を主宰する側も望んでいないということではないでしょうか。
ということは、あまりにも合格者が多くならないようなら一定の基準点をクリアーしていたら合格できるというメッセージでだと思います。
男女比(受験者)
受験者数 | 前年比人数 | 増加率 | |
男性 |
148,765 | +3,520 | 2.3% |
女性 |
72,032 | +3,284 | 5.4% |
次に受験者数について見ていきましょう。
受験者は、男女とも増加しています。
ですが、増加率からみると女性が男性の倍くらいの増加率となっています。
それは、資格志向が高くなったのか、不動産業に女性の進出が進んできたのかなどが考えられます。
とはいえ、まだ男性受験者の半分しかいません、このことから、女性の受験者がまだまだ増えていくと考えられます。
男女比(合格者)
合格者数 | 前年比人数 | 増加率 | |
男性 | 24,188 | 2,350 | 10.8% |
女性 | 13,293 | 1,771 | 15.4% |
それから、合格者の男女比です。
合格人数だけを見ると、男性のほうが合格していること、また前年比の合格人数の増加も男性のほうが多いようです。
しかし、増加率を見ると女性のほうが男性よりも約5%合格者が増えています。
合格率
全体17% | 合格率(2019) | 前年 | 講習修了者 | |
男性 | 16.3% | 15.0% | 21.3% | |
女性 | 18.5% | 16.8% | 26.0% |
合格率については、まず全体の合格率が17.0%です。
合格率の男女は、何と2.2%女性のほうが高いです。
前年の数字を見ても1.8%女性のほうが高くなっています。
このことから、約2%程度女性のほうが合格率が高いということになります。
女性のほうが合格する確率が高い、すなわち、よく勉強している方が多いということでしょうか。
また、講習修了者は約6%合格率が高いです。
やはり、5点分問題を解かなくても加算されるのは大きいですね。
なかなか、5点すべてを得点することは難しいということですね。
できるなら、講習修了して5点免除を受けたほうがいいでしょう。
職業比別
不動産関係 | 金融関係 | 建設関係 | 他職種 | 学生 | 主婦 | その他 |
36.8% | 10.1% | 9.9% | 21.3% | 11.4% | 3.9% | 6.6% |
職業比は、やはり不動産関係の方が多いようです。
その他、金融関係や建設関係も同数程度おられるようです。
この3業種で、約55%半分以上、他業種も合わせると76%ですね。
働きながら受験勉強はなかなか大変だと思いますが、頑張って下さい。
2020年に向けての対策
ではいよいよ、2020年に向けてどういった傾向になるのかそしてその対策はどうすればいいのかについて検討していきたいと思います。
今まで見てきたように、合格点が37点といった高得点を取らないといけないといったことは、抑制されていくと思います。
来年の目標としても、受験生の平均点等の状況にもよりますが、おそらく35点取れば受かると思います。
そこで、これからは35点を目指して得点配分を考えていきましょう。
具体的には、権利関係8/14、宅建業法17/20、法令上の制限5/8、その他法令5/8、といった内訳で35点となります。
そして、権利関係や宅建業法で得点の積み増しをしていくことで確実に合格をすることができます。
まずは第一ステップとしては、上記の内容で得点できるようにすることです。
それから、合格率を見ると女性の方が高くなっています。
これは、女性の方が勉強を計画を立ててコツコツする方が多いためだと思います。
今後も、女性の受験者と合格者が増えていくと思います。
ですが、男性が合格しずらいというわけではありません、現に合格者数をみるとしっかりと合格しています。
ポイントは、コツコツと勉強をしていけるかという点です。
確かに、3か月有れば或いはもっと少ない月数で合格できると思います。
ですが、それは、もう時間がない場合に駆け込みでの勉強も出来ますよといったことと捉えたもらいたいです。
何といってもコツコツ勉強していけば合格できる試験であるので、時間が許す限りしっかりと対策をとって試験に臨んで宅建試験に合格をしてもらいたいです。
来年の試験まで、もう1年を切っていますが、計画を立て、コツコツ試験対策をしていけば宅建試験に合格できます。
頑張っていきましょう!!
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